こんばんは。IIT稲葉です。
個人的興味から、最近割と有名になった225先物の某システム
の検証作業を、独自に行ってみました。
そのシステムとは、
※前日にNYダウが一定幅上がれば,当日の寄付で225先物を売り
※前日にNYダウが一定幅下がれば,当日の寄付で225先物を買い
※寄付で建てたポジションは、大引けで手仕舞い
というシンプルなものです。
このシステムの原理ですが、
1.NYダウが上昇(下落)したとき、日本株も上昇(下落)するの
ではないかと考えている日本人が多い
2.そのため、NYダウが上昇(下落)したら、寄付で買い(売り)
に走る投資家が多いため、寄付の株価は過剰反応しがちである
3.そのため、日経平均先物の寄付が、天井(底)である傾向がある
という、人間心理(日本人投資家の心理?)を上手くついたシステム
であるという話です。
「うまく考えるなあ。」
と思いきや、システムトレーダーの斉藤正章さんは、このシステムを
昔から知っていたとのことです。
先月、システムトレーダーの斉藤正章さんとシストレ談義をしていた
ときのことです。
日経平均先物のシステムトレードの話をしていたとき、このシステム
も話題にのぼったのですが、斉藤さんいわく、
「実はこのシステムは、日経平均先物のトレーダーには割と知られて
いるシステムである。」
ということです。
そうはいっても、自分自身で検証してみないとやはり納得がいかない
ので、私自身でもNYダウと日経平均先物のデータを取得して、検証
作業を行ってみました。
検証期間やパラメータは、以下のとおり。
※検証期間:1990年の1月から2006年の12月11日。
※変動率 :ダウが0.2%以上変動したときに逆張り
※損切り :150円逆に行ったときは損切り
すると、こんな結果になっていました。
【ダウ/日経225先物システム】バックテスト結果
パラメータを変えると、結果がいくらか変わりますが、
※勝率は、50%前後
※プロフィット・ファクターは、1.2前後
というあたりは、頑健のようです。
このシステムをどう評価するかは、人次第ですが、私の個人的な
感想を述べますと、
「理想的なシステムとまではいかないが、日本人投資家の心理の
盲点を突いたシステムなので、条件を修正することによって、
良いシステムにすることが出来る余地はある。」
といったところでしょうか?
少しドローダウンが大きいのは気になりますが・・・
さて。
なぜ、こんなことをやっているのかというと、実は、会社の自己
資金でファンドを本格的に行いたいと考えているからです。
そのために、こうした検証作業を行っており、225先物の検証
と225先物ファンドの検討も、その一環なのです。
投資情報と自己資金での投資−−−
我々は現在、投資情報の提供がメインビジネスとなっていますが、
「自己資金での運用を行いたいと思うようなノウハウを提供する
ことが出来る会社こそが、最高の投資情報提供会社である」
と、私も保田も考えおり、そうしたところをどんどん見せて行く
ことで、より良い投資情報を提供できると考えているからです。
今回の検証レポートだけでなく、今後もあなたにとって
有用な情報をニュースレターでプレゼントしてきたいと思います。
本日も、最後までニュースレターを読んでいただきまして、
ありがとうございました。
(稲葉)
【追伸】
こちらのファンドは、年明けには始められる目処が立ちました。
システムトレードファンド「イナマサ」